愛知県司法書士政治連盟

昭和４５年に愛知県司法書士政治連盟は設立され、私で９代目の会長になります。以来、強制加入団体である司法書士会に代わって、主に政治的な活動を行う団体として存在しています。

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具体的には、司法書士制度発展のため政治的な活動を行いますが、制度の発展は司法書士法第１条に規定された「～法律事務の専門家として、国民の権利を擁護し、もって自由かつ公正な社会の形成に寄与する」という「司法書士の使命」を実現することに繋がります。言い換えれば、国民の権利擁護に寄与するための司法書士の活動を政治的に実現する団体でもあります。

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昨今は日本全国で膨大な所有者不明土地の存在が明白になり、空き家対策などが大きな社会問題となっています。その要因の一つとして不動産の相続登記が未了であることの対応策として、令和６年４月から相続登記が義務化されることになりました。相続した不要な土地の国庫帰属制度なども既に始まっています。これら新しい制度では、司法書士が担う役割と責任は大きなものがありますが、一方で現状の職域ではその責務を十分に果たせない部分もあります。

社会変化に対応するため職域の拡大など、司法書士法改正や関連法規の改正も行わなければなりません。不動産に関する登記・法律の専門家という立場において、積極的に政治家の皆様に対する要望や意見提出をしてまいりたいと考えています。

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また、民事訴訟法が改正され、民事裁判においてもIT化が進められようとしています。司法書士は簡易裁判所管轄の民事事件においては、弁護士と同様に訴訟代理人として活動します。登記の専門家としてだけでなく、市民の身近な法律問題の相談や解決を担う専門家として、司法書士政治連盟は政治的活動を通じて司法書士制度の発展、ひいては国民のための有用な制度として国民に浸透していくように努力していく所存です。

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何とぞご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。